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暮らしを「想造」したい
女性建築士のブログ
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心地よい暮らしとは・・・

『心地よい暮らしができるような間取り(プラン)をご提案したい!』
という思いで、日々プランニングをしておりますが・・・
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ふと・・・
「住宅の心地よさって一体なんだろう・・・?」と考えてみました。

まずは・・・

『自然』を取り入れる。

日当たりがよいことと、採光があることは第一条件ですね。
そして、お庭の緑を見られること、近隣の緑を取り入れること(借景)。
(これは目で感じられる心地よさ。)

気持ち良い風が通りぬけること。
(これは肌で感じられる心地よさ。)
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肌で感じられる心地よさと言えば、他にもあります。
無垢材の床や自然素材の壁などのインテリアからも心地よさは感じられるので・・・
できるだけそれらも自然素材にこだわりたいところです。
自然素材をできるだけ多く使うことによって、シックハウスへの不安(嗅覚)も解消できます。
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耳で感じられる心地よさは、風の音が聞けたり、不快な音は遮ることができたり。

それから空間の広がり。
これはSE構法の特徴を生かして、大きな空間をすっきりときれいにデザインすることで、心地よさを体感することができますね。
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また、動線をよくすることも、心地よさのひとつでしょうか。
よくストレスフリーな動線を! とお客様からご要望をいただきますが・・・
使いやすい動線にすることもまた快適に暮らす上では重要なポイントですね。

ストレスを少なくするといえば・・・
お気に入りのものや思い出の写真を飾ったりして、日々眺めることも、心地よさにつながります。
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それから・・・
冬の寒さと夏の暑さを解消すること。

冬の心地よさを得るためには、断熱性能を上げて、しかるべき暖房を入れること。
夏の心地よさを得るには、庇やスクリーンを取り付けて、とにかく日射を室内に入れないことが大事ですが、これらパッシブデザインにも限度があるので、設備機器(エアコン)などをいかに省エネで使えるように配置するか・・・など。
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他にも耐震性能を上げることで、目に見えない部分での安心感を得ることができたり・・・
長期優良住宅にすることで、その第3者の評価を安心に変えることができたり・・・
『永く大切に住まうことで愛着がわく』ことも心地よさの内かな・・・と。
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と、だんだん『性能』に関する話になってきましたが・・・

つまり、住宅の心地よさって、目で見て、肌で触れて、耳で聞いて、などの五感(味はないか・・・)で感じられる快適さと合わせて、住宅の性能もまた大きく関わってくるのだな・・・という思いに至りました。

こんなことを考えながら、あーでもない、こーでもない、とプランニングに勤しんでおりますが(笑)
プランを考えているときは、かなり自分の世界に入り込んでおります。

社内では、「話しかけないで!」オーラを放ちすぎているのではないかと心配してますが・・・(^_^;)