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現場施工日記
アーキレーベルクオリティ
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いつの間にか、秋・・・

いつの間にか・・・
夏が終わって秋が来て、子供はどこか寂しそう。

しかし、大人はむしろ・・・
ソワソワし始めるタイミング~。

なぜなら来月には・・・

完成見学会が待っているので・・・。

外部は外装タイルが貼り終わり、あとは外部足場の解体を待つばかりです。
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そのタイルには、メインの厚さ8㎜のタイルと・・・

アクセントとして、30㎜厚の2種類のタイルを使用していますが・・・
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(『タイル調』ではない)タイル貼りの外壁でつくられる立体的な仕上りは、家に重厚感を与えてくれて・・・
汚れても大体の汚れは雨で流れ落ちますし・・・
吸水率も低く色あせも起きませんので、ロングライフな外壁材といえます。
(しかし、初期費用が高くなることがデメリットですね。)

一方、内部では・・・
断熱材のグラスウールが充填されて、防湿フィルムが張り巡らされています。
そうです、今回の外壁断熱は『充填断熱工法』なのでした。

確かに、『外張断熱工法』は柱の外側を断熱するので、木の柱が熱橋にならなくていいのですが・・・
タイルの重さを考慮すると断熱材の厚さにも限度があるので、今回は『充填断熱工法』を選択!

と、このように・・・
(断熱の種類と工法は『適材適所』で)壁や天井・屋根・床などは、さまざまな材料でつくられていますが・・・
どんな材料でどのようにつくるとよいのか、外皮の断面構成が大切です。

基本的な考え方としては・・・
室内側→水蒸気を通しにくく、外気側→水蒸気を通しやすくする。
これが基本です。

つまり・・・
断熱層の室内側に防湿層を設けて、断熱層に室内の水蒸気が入りにくくし・・・
断熱層の外気側は透湿性を高くし、通気層を設けることで外気に水蒸気を通しやすくしてやれば大丈夫!
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しかし、こんなにもフィルムでスッポリと囲まれてしまうと、なんだか息が詰まりそう・・・
とても人間が生活するには、不自然な環境ですよね。
けど『寒い冬』に『暖かい空間』をつくろうということ自体、自然の摂理から見れば全く不自然なこと。
屋外と屋内の空気が同じ温度でよいのであれば、防湿も気密も断熱も全く無用なんですけど・・・